無送気挿入にchallengeしはじめて数ヶ月(200例程度でしょうか)が経過しています。その間何度も挫折しかかりましたが何とか持ちこたえ現在も悪銭苦闘しています。現在の悩みは過長結腸やspasmの強い症例で、はからずもloop形成しS-Djunctionが急峻になったcaseです。そうなると今の私の技術では完全にお手上げです。最終的には送気し、方向を見定め下行結腸にscopeを挿入し大きなアルファloopを形成して入れています。その時は30分以上はかかります。無送気挿入は軸保持が保てれば非常に有効と思いますが、いったんloop形成すると極端に入れにくくなる印象です。先生が上達する過程で以上のようなCASEで何か気をつけていたことはありますか。アドバイス頂ければありがたいです。よろしくお願いします。
返信が遅くなり申し訳ありません。 ご存知のとおり、いかにloop形成しないか、いかにSD junctionを急峻にしないかが重要だと思います。(これが難しいのですが・・・) 過長結腸(特にredundantなもの)はやはり難しい症例になると思いますが、時間はかかりますがひとひだひとひだ丁寧にめくっていくしかないと思います。時間はかかっても、無送気軸保持でやっている限り、患者さんの苦痛がないことがこの挿入法の最大のメリットですので。 あと、Sが過長な場合、早めに右側臥位にすることで、短縮がうまくいきスムーズに挿入できることもあります。 用手圧迫を非常にうまく使用する先生方もいますが、個人的には用手圧迫はほとんど行わず、体位変換を最大限利用して挿入しています。 スパスムの強い患者さんの場合は、次の管腔にめくって進むことは難しいかもしれません。その場合、次の管腔を開くために、水(温水)を注入したり、ぺバーミントオイルを使用したりもします。また、やもえずpushで次の管腔に入らざるを得なかった場合は、5cm押したら、10cm引き戻すくらいの感覚で、push pushにならないように特に意識することが大切だと思います。 可能であるならば、簡単な症例を数多く行い、いかに自分の型どおりに挿入できたかをフィードバックし、そしてそういった症例を少しずつ増やしていくことがすべての近道のような気がします。 もし少しでも参考になれば幸いです。
ぶしつけな質問で失礼します。 先生が使いやすいとお考えになっている内視鏡を教えていただきたいのです。 お忙しいことは承知していますので、解説などは結構です。 ずばり、オリンパスかフジノンか ずばり、機種の名前を知りたいのです。 よろしくお願いいたします。 2月に新しいカメラを購入することを考えています 一般的ではなく、無送気、キャップ使用専用のカメラということでお願いいたしたいのです。 ぶしつけな質問で申し訳ありません。
オリンパスを使用しています。 機種は、軸保持無送気挿入法を最大限に活かすには柔らかいスコープが望ましいを思います。 第一選択で使用しているのはPCF-Q260AIです。 1本だけ購入であれば、細く柔らかく、可変もついていますのでいざというときの安心感もあります。最近、これに前方送水機能の付いた J 発売されていますので、憩室出血など前処置不良下での内視鏡時に有効と考えます。 もう1本購入できるのであれば、太鼓腹で腸間膜脂肪が厚そうな症例に硬いH260AIが有効となることもあり、第二選択になるかもしれません。
ご存知のとおり、いかにloop形成しないか、いかにSD junctionを急峻にしないかが重要だと思います。(これが難しいのですが・・・
していくことがすべての近道のような気がします
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無送気挿入にchallengeしはじめて数ヶ月(200例程度でしょうか)が経過しています。その間何度も挫折しかかりましたが何とか持ちこたえ現在も悪銭苦闘しています。現在の悩みは過長結腸やspasmの強い症例で、はからずもloop形成しS-Djunctionが急峻になったcaseです。そうなると今の私の技術では完全にお手上げです。最終的には送気し、方向を見定め下行結腸にscopeを挿入し大きなアルファloopを形成して入れています。その時は30分以上はかかります。無送気挿入は軸保持が保てれば非常に有効と思いますが、いったんloop形成すると極端に入れにくくなる印象です。先生が上達する過程で以上のようなCASEで何か気をつけていたことはありますか。アドバイス頂ければありがたいです。よろしくお願いします。
返信が遅くなり申し訳ありません。
ご存知のとおり、いかにloop形成しないか、いかにSD junctionを急峻にしないかが重要だと思います。(これが難しいのですが・・・)
過長結腸(特にredundantなもの)はやはり難しい症例になると思いますが、時間はかかりますがひとひだひとひだ丁寧にめくっていくしかないと思います。時間はかかっても、無送気軸保持でやっている限り、患者さんの苦痛がないことがこの挿入法の最大のメリットですので。
あと、Sが過長な場合、早めに右側臥位にすることで、短縮がうまくいきスムーズに挿入できることもあります。
用手圧迫を非常にうまく使用する先生方もいますが、個人的には用手圧迫はほとんど行わず、体位変換を最大限利用して挿入しています。
スパスムの強い患者さんの場合は、次の管腔にめくって進むことは難しいかもしれません。その場合、次の管腔を開くために、水(温水)を注入したり、ぺバーミントオイルを使用したりもします。また、やもえずpushで次の管腔に入らざるを得なかった場合は、5cm押したら、10cm引き戻すくらいの感覚で、push pushにならないように特に意識することが大切だと思います。
可能であるならば、簡単な症例を数多く行い、いかに自分の型どおりに挿入できたかをフィードバックし、そしてそういった症例を少しずつ増やしていくことがすべての近道のような気がします。
もし少しでも参考になれば幸いです。
ぶしつけな質問で失礼します。
先生が使いやすいとお考えになっている内視鏡を教えていただきたいのです。
お忙しいことは承知していますので、解説などは結構です。
ずばり、オリンパスかフジノンか
ずばり、機種の名前を知りたいのです。
よろしくお願いいたします。
2月に新しいカメラを購入することを考えています
一般的ではなく、無送気、キャップ使用専用のカメラということでお願いいたしたいのです。
ぶしつけな質問で申し訳ありません。
オリンパスを使用しています。
機種は、軸保持無送気挿入法を最大限に活かすには柔らかいスコープが望ましいを思います。
第一選択で使用しているのはPCF-Q260AIです。
1本だけ購入であれば、細く柔らかく、可変もついていますのでいざというときの安心感もあります。最近、これに前方送水機能の付いた J 発売されていますので、憩室出血など前処置不良下での内視鏡時に有効と考えます。
もう1本購入できるのであれば、太鼓腹で腸間膜脂肪が厚そうな症例に硬いH260AIが有効となることもあり、第二選択になるかもしれません。
ご存知のとおり、いかにloop形成しないか、いかにSD junctionを急峻にしないかが重要だと思います。(これが難しいのですが・・・
していくことがすべての近道のような気がします