今日は日曜日.大腸内視鏡はありません.
昨晩より,とある病院に週末の当直にきています.
なぜ当直に行くのか?
いろいろありますが,そのうちのひとつは,ズバリ,「稼ぐため」です.
現在,コロノ助は大学院生.
大学院の授業料を払っている身分なのです.
大学での検査や外来はありますが,もちろん無給.
生活費や学費はこうやって,医師としてのバイトで稼ぐのです.
大学で病棟をやっていたときもバイトはしていました.
大学の近くに住んでいるにもかかわらず,朝7時出勤で夜中の2時に帰宅.
にもかかわらず,その収入だけでは不十分.
上のDrも同期Drもみんなそんな状態.
(本来の)仕事が忙しければ忙しいほど,(バイトに行けず)貧乏になる.
そんな???に気づいたのは大学に帰ってきてからでした・・・
大学病院だけでなく,がん○ンターのような病院も同じようなもの・・・
今の日本の医療のおかしなところです.
医療訴訟
医師は稼ぎすぎ
などなど意見はありますが,
世界に誇る日本の医療は,こうしたパラドックスをかかえながらも働く,医師のボランティアに近い精神の上になりたっているのだと,少し感じます.
骨折した松井選手の手術を執刀したのは年俸2億7千万ほどのDrだとのこと.
マスコミは,
アメリカの医療はいい!
それに比べて日本の医療は×××!!
その原因は日本の医師にあり!!!
のようなスタンスです.
先端医療をささえる日本の医師達のもつ給与パラドックスや,
日米Drの給与格差についても,
ちゃんと発表して欲しいですね.
なるほどとおもっていただけましたら,応援よろしくお願いします。
週末の当直で我想う
投稿日:2006/05/14 | カテゴリー:private stories, 最近の医療問題へのホンネ
まあ、そういわずにがんばりましょう。
バトンがなかなか書けずにすいません。
今日はボクも当直です。
こっちも安いですよー!
ケン三郎先生、コメントありがとうございます。
たしかに、そうもいってられませんので、がんばるのみですね。
いつもブログ楽しく拝見させて頂いています。
これからもよろしくです。