ひとつの例として、積極的にポリープ切除する施設/医師の考え方を紹介します。
基本的なスタンスは、
「目指すはクリーンコロン」。
癌はポリープからできる(adenoma-carcinoma sequence)ものがほとんど。ならば、ポリープのうちに切除すれば大腸癌で命を落とす限りなくゼロに近づけられるはず、という考えです。
切除しない場合でも、小さかったポリープが大きくなっていないかという定期的な内視鏡的なフォローは必要です。
しかし、小さいポリープはマーキングをしない限り次回の内視鏡検査時に確実に全てを見つけるのは困難場場合もあるため、発見しだいその場で治療(切除)するほうが効率的である、とも考えます。