[`evernote` not found]
LINEで送る

今日は大腸内視鏡検査と開腹手術の癒着の関係という話をしたいとおもいます。

 前回の動画で、

大腸内視鏡が奥まで入らなかった、もしくはすごく痛かった場合というのは、患者さんのせいではないですよ

と言う話をしました。

 

実際、私自身が4年ぐらい前にある程度データを集めました。

1年間でやった大腸内視鏡検査を行った人からアンケートをとって、どういう開腹手術をやったかなどのデータをとったのでが、
そのデータを見る限り、私が手術をする場合において

患者さん側の開腹既往、お腹を開いたこと手術をしていること、癒着ということは挿入の難易度には一切関係ありませんでした。

癒着の中には良い癒着と悪い癒着というのがあると言われています。

悪い癒着というのは腸閉塞になってしまうもので、それ以外は基本的に問題がありません。

良い癒着というのもあって、挿入しやすい人というのもたまにですが、いるのです。

たとえば盲腸のような手術をしても癒着は発生するのですが、良い癒着になることもあれば悪い癒着になることもあります。

ほとんどの人は普通の癒着です。いいも悪いもありません。

普通に便が出ますし、大腸内視鏡手術ができます。

ただ、挿入ができなかった場合や、痛かった場合について、医者側が言い訳として「癒着ですね」というのです。

普段から普通に便通があれば、まったく気にする必要はありません。

マニアックな話になりますからここではしませんが、

婦人科の手術だろうと盲腸だろうと、胆石だろうと胃がんだろうと大腸がんだろうと、開腹手術をしたからといって、挿入時間が長いとか、奥まで入らないとか、痛みがひどいとか、大変だといった程度が強いということは私のデータでは一切ありませんでした。

開腹手術をしたもしくは癒着があると言われている方は、そんなに心配しなくても大丈夫です、ご安心ください。

 以上、あなたの心と身体の健康管理にお役立て頂ければ、たいへん嬉しく思います。