今日は大腸内視鏡検査はありませんでした。
先日いただきましたコメントをupさせていただきます。
Posted by Shue 2006年07月19日 19:43
いつも楽しく拝見させていただいております.
コロノ助さん,実は今悩んでいます.
Lumenが左側に展開している状況で,左軸回転で進入してはいけないのでしょうか?
Lumen寸前までまっすぐ進め,管腔へ素直に(一過性に)左軸回転でFiber頭を進めています.管腔を正面視すると同時に右トルクでFiberを引き戻し腸間の捻じれを解除するようにしております.
間違いでしょうか?コロノ助さんはどのようになさっておいででしょうか?
ご教示ください.よろしくお願いします.
おそらく直腸からS状結腸~SD junctionをこえる部分の挿入についてと思います。
若輩者のコロノ助、大先輩方の前にひとつ生意気にも言わせて頂きます。
(ぜひ他の先生方もコメントいただきたく存じますのでよろしくです。)
画面左に内腔(Lumen)が見えて、左トルクで挿入・・・
→そのように指導する人を見たことあります、知っています。
そのようにやっても挿入はできます。
わかっていても、左、左に画面の展開する人ってありますね。
しかし、左、左では、やはり、腸管が伸びてしまいますね。
その原因は、scope headが体の正中軸から左方向、つまりは肝臓の方向へ向かっているのに押していることになっているからだと思います。
もちろんこのやり方でもその後にうまく短縮できればそれなりに「早く」いけますが、
鎮痛剤をしていない患者さんの場合、「うっ!」となること確実です。
(経験済み)
コロノ助さん,実は今悩んでいます.
Lumenが左側に展開している状況で,左軸回転で進入してはいけないのでしょうか?
Lumen寸前までまっすぐ進め,管腔へ素直に(一過性に)左軸回転でFiber頭を進めています.管腔を正面視すると同時に右トルクでFiberを引き戻し腸間の捻じれを解除するようにしております.
間違いでしょうか?コロノ助さんはどのようになさっておいででしょうか?
ご教示ください.よろしくお願いします.
おそらく直腸からS状結腸~SD junctionをこえる部分の挿入についてと思います。
若輩者のコロノ助、大先輩方の前にひとつ生意気にも言わせて頂きます。
(ぜひ他の先生方もコメントいただきたく存じますのでよろしくです。)
画面左に内腔(Lumen)が見えて、左トルクで挿入・・・
→そのように指導する人を見たことあります、知っています。
そのようにやっても挿入はできます。
わかっていても、左、左に画面の展開する人ってありますね。
しかし、左、左では、やはり、腸管が伸びてしまいますね。
その原因は、scope headが体の正中軸から左方向、つまりは肝臓の方向へ向かっているのに押していることになっているからだと思います。
もちろんこのやり方でもその後にうまく短縮できればそれなりに「早く」いけますが、
鎮痛剤をしていない患者さんの場合、「うっ!」となること確実です。
(経験済み)
僕の「はまるパターン」その1でもあります。
対処法は、
・左に内腔が見えても安易に押していかない。
・直腸~S辺りであればscope headの効きはいいはずですので、思い切って(愛護的に!)右に180°(もしくは左に270-360°)ねじってみれば、
ハイッ!
画面の右にlumenがきました!
それを越えた後に、そのねじれをなおすようなイメージです。
若手ドクターのための大腸内視鏡検査法
2005年10月13日「強制的に右回転軸へと変えてしまうテクニック」
の方法も参考になるかもしれませんのでご参照ください。
(中嶋先生のブログは、非常に理論派です。)
僕のブログは、「軟弱「感覚派」ですのでご了承ください・・・
僕はここらへんは、右トルク以外にもある程度のdownアングルを意識してやっています。
ずっとdownかけっぱなしではなく、ひとつこえるとまた戻します。
そっては戻る、そっては戻る・・・・・
自分の中では「イナバウワー」のようなイメージですね。
冗談じゃなくて・・・
言葉足らずで申し訳ありませんが、如何?
Shueさんに対するコメントです。
ルーメンが左へ展開しているときは
素直に左方向へスコープを軸回転させて、
先ずは屈曲部にスコープ頭を入れて下さい
そこまでのShueさんの考えは正しい。
しかし、その後がダメですね!間違い!
なぜそのまま(左トルクのまま)
スコープを素直に引き戻さないのですか?
『右トルクで引き戻す』ことが腸管を
引き込むための基本テクニックだという
間違った考えが全国的に蔓延しています。
フッキング・ザ・フォルド法は
屈曲部を引き込む基本テクニックで、
(僕のブログの最新投稿を参照下さい)
ライトターンショートニングはS状結腸
全体を一括して畳み込む応用テクニック
です。両者を混同してはだめですよ!
コロノ助先生,なるほどです.
早速次回お教えとおり実行してみます.
ありがとうございました.
左左に展開するときはそのまま左ループ解除を行います。10%は逆αになるとされています。その時は、左回しで解除するとするっと
left turn shortningになります。
管理者の先生に質問です。先生は挿入途中でどの程度体位変換をされますか?
国立がんセンターや工藤先生の指導を受けた方は体位変換が多いようですが、私はちなみに
1%以下で患者さんを苦しめているかもしれません。
ものもらい先生、ご来訪andコメントありがとうございます。
先生のおっしゃること、何となくわかるようなわからないような自分はまだまだ未熟と反省です。
挿入時の体位変換はほとんどしません。統計はとっていませんが、非彎曲までの挿入の間での体位変換は5%以下、肝彎曲を越える部分では10%以下程度と思います。
理由は、体位変換しなくても入ることが多いのと、変換するのが手間だからです。
抜去観察時は多くは仰臥位で、Sあたりから再び左側臥位になって頂くことが多いです。
理由は、モニターを患者さんにも見てもらうのでモニターとの位置関係がひとつ。ふたつめは、左側臥位のままだとt/c、d/cがいまいち膨らまないので観察しにくいからです。
今後ともこのブログに参加お願いします。