今週あった気になる医療関連のニュース
<バリウム剤>胃の集団検診で飲み死亡 85歳女性副作用
山口県岩国市の胃と大腸がんの集団検診で、硫酸バリウム製剤を飲んだ市内の女性(85)が腸閉塞(へいそく)で死亡したことが16日、分かった。市は造影剤のバリウムが残って固まり、腸閉塞を起こした可能性があるとみて調査している。
亡くなった女性は3日午前、胃がん検診のためバリウム約150ミリリットルを飲み、検査後に下剤を服用した。5日になって腹痛を訴え、市内の病院の診察で腸閉塞を起こしていることが分かった。6日に手術を受けたが死亡した。
このニュースにひとこと・・・
報道内容だけからすると,ごくごく一般的,ルーチンな方法でやっているようです.
高齢者なんだからもっとケア(フォロー)が必要で,それをしなかった医療機関が悪い!
という声がいずれは聞こえてきてしまうのでしょうか・・・
そもそも,85歳で検診受ける必要あるのでしょうか?
ここらへんは,国のこれからの「検診」そのものの方針として検討の余地があるのでは・・・
一般の方はまだまだご存じない方多いですが,
バリウムより「カメラ」です!胃も大腸も!
僕は,医者でバリウム検査を受けている人は一人も知りません.そんな時はみんなカメラ(内視鏡検査)を受けていますね.
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>そもそも,85歳で検診受ける必要あるのでしょうか?
うーん、たしかにおっしゃる通りです。
この記事みてちょっと思ったんですが、解決策ってありますかね。
いつの間にかブログランキングで4位になっていますね!
すごいですね。
DrI先生,ご来訪andコメントありがとうございます.
解決策はむずかしいですね.
検査申し込み時点で,受付やレントゲン技師の人達も80以上は医師診察後!とか決めるのでしょうか?
一般の方々への啓蒙も必要と思います.
このブログ,この記事を読まれた方は,お盆の帰省の際には,ご実家の高齢者様にお話していただけるとうれしいですね.
僕も先生のブログのように,いつの日か新聞で紹介される日を夢見ています・・・