今日はキャップあり、鎮静剤あり、鎮痙剤ありの施設で3件の大腸内視鏡(大腸カメラ)を請け負いました。

盲腸までの到達時間は、10分、4分30秒、3分28秒でした。

施行理由は、便潜血反応陽性で精査、過去に大腸polypをとったことあるため×2でした。


今日、ちょっと気になったこと、

患者さんは7-8年前に、大き目のpolypを内視鏡でとった(EMR)したら、一部癌細胞がでていたとのこと。でも、断端(切れ端)にがん細胞はなく、いわゆる「とりきれた」状態でした。

その半年後、以後は1-2年ごとに大腸内視鏡(大腸カメラ)を受けていたのですが、再発なし。

それが、一昨年頃の検査で切除部分にまた腫瘍ができていました。
(前回の検査から1年後)

しかし、気になったのは、再発腫瘍発見時のカルテ内容。

「切除部分に再発疑わせる腫瘍あり、生検行った。」

これならわかりますが、その後に続くこの言葉、

「以前の検査で腫瘍切除の瘢痕(切除した後の古いキズ瘢のようなもの)ありとあるが、それは今回の再発部位ではないと思われる。以前の検査医は見落とし。」

と、書いてありました。

!!!

???

ちなみに病変は肛門から5cm以内で、その瘢痕を見落とすような場所ではなく、

また、1年前はなかったけど今回できてきてみつかった、というのが、たいていの筋道だと思います。

(僕は、この方の以前の検査はしていません)

1年後はなかったけど、2年目に再発、

4年目もなかったけど、6年目に再発、

「癌」と戦っているDrにとっては、これはあることです。

だからこそ、再発なくても「定期的な検査」をするわけなんですね。


当時、このDrがどのような説明を患者様(とご家族)にしたのかはわかりません。

しかし、こういうところから、医療への誤解が生じることもあると思うと、少しびっくり、そしてがっかりしました。

ベテランDrだっただけに、よけいびっくりしました。

結論としては、癌はあったけど、またこのDrにより内視鏡的にとりきれて、今日の検査でも再発の兆候はなく、OKでした。
(ご高齢なので開腹手術はしなかったものと思います。)

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