更新が遅くなりました。
今日は、キャップあり、鎮痛剤あり、鎮痙剤ありの施設で3件の大腸内視鏡を請け負いました。
盲腸までの挿入時間は、
5分22秒、17分13秒、3分33秒でした。
今日は、「下剤」に対してひとこと、言いたい気分です。
飲む速度も個人差がありますが、
それ以上に、同じ量を飲んでも、どれくらい腸がきれいになるかは、もっと個人差があります。
もちろん、これは誰のせいでもなく、誰も悪くないのですが...
ある時は、透明だけどたくさんの下剤が残っていて、合計1.5L吸引したことがあります。
あるときは、アマゾン川の濁流の如く(勝手な想像です)の中をすすむこともあります。
こういうときは、挿入技術以上に、自分の気持ちとの勝負と感じてしまう自分は、まだまだひよっこなのかもしれません。
注意)
少し前までは自宅で朝から下剤を飲み,午後から検査が主流でしたが,数年前に下剤飲んで腸管破裂で死亡事故があり,厚生省から,なるべく医療施設で下剤は飲むようにのような勧告が出ました.
今後同じような事故がおこっても厚生省はもう無関係ですむわけですね.勧告を無視した医師がわるいのですから.
よって,現在のところ、正式な方法は,検査当日に医療施設で朝から飲むです.
しかし,病院で飲んでいるとどうしても患者さんは動く事(→腸を動かし便もよく出る→大腸がきれいになる)が少なく,便は出たけど下剤の残る状態のことが多いです.
初めまして!
BLOG拝見いたしました。
素人の素朴な疑問なのですが・・・
何故下剤が腸内に残るのでしょうか?
教えていただけると有難いです。
はじめまして。
私が受けた内視鏡検査は最低最悪でした。大腸に大量に空気を送り込まれる苦しさ、内視鏡を強引に押し込まれる痛さ、半端じゃなかったです。出産よりも辛かったです。盲腸到達までは30分もかかりました。
医者は、患者デビューする前に医者同士で練習するべきです。そうすれば、どんどん上達するはずです。
コロノ助さんは、内視鏡検査を受けたことありますか?
私の主治医は、人の検査や手術はしても、自分は一度も検査すら受けたことないと言ってました。私は、是非下剤の辛さと内視鏡の辛さを体験してくださいと言いましたが。。。
果実さん,コメントありがとうございます.
飲む速度が遅すぎると,(チビチビ飲みすぎると)こうなることがあります.
早く飲んでも,腸が長い人はたくさん残ることがあります.
いずれにせよ,理由の大部分は個人差があるということなので,どのような状況にも平常心で対応する心構えが必要なのだと考えます.
しかし,僕は,その心構えが必ず実践できるほどの人間ではないので,まだまだ修行が必要です.
モモコさん,コメントありがとうございます.
大変な内視鏡検査でしたね.
同じ医者として,申し訳なく思います.
外科医はみんな手術を受ける恐怖・術後の創の痛みなどを知るべきで,まずは自分が手術を受けるべき!!という話になってしまいますね.
僕自身は大腸内視鏡を受けたことはありません.理由は,現在受ける必要ありとする症状などがないからです.(必要があれば,いつでも受けると思います.)
下剤は,味見はしたことはありますが,2Lを飲んだことはありません.(検査もないのに飲むつもりもありません.)
つづく
つづき
僕も,有名施設のベテラン先生もみんな,大腸内視鏡のかけだしの時期はありました.
その時の患者さんには,今に比べて,不快な思いをさせてしまったと思います.
しかし,よき患者様にめぐまれ,良き指導者にめぐまれ,今の自分(今のベテラン先生たち)
があるのだと思います.
感謝の気持ちは忘れたことはありません.
そういう認識のあるDrは,きっとうまくなると思います.
次回はそのような,「あなたの名医」に出会えるといいですね.
コロノ助さん、ご丁寧なコメント嬉しく読みました。
私は生きている間は、年一度の内視鏡検査が必要なのでコロノ助さんのように名医に巡り会いたいです。
モモコさん、コメントありがとうございます。
「あなたの名医」をめざして、日々、精進していくつもりですので、これからも応援よろしくお願いします。