今日は6件です
いずれも、sedationなし、キャップなし。
前半3件はブスコパン(腸の動きを止める注射)あり、後の3件はそれもなしでした。
盲腸までの挿入時間は;
6分30秒、3分48秒、4分45秒。4分54秒、sigmoidscopyのため測定なし、8分でした。
日により、キャップの有無や鎮静剤の使用などの条件が異なります。これは、僕が大腸内視鏡を請け負っている施設の方針の違いによります。
僕自身はどのような条件にでも対応できるようにと心がけていますが、何がベストか?は難しいですね。
僕の独断と偏見で言えば;
内視鏡のキャップはあったほうがラク(受ける人も検査をやる人も)。
ブスコパンもやった方がラク(受ける人も検査をやる人も)。
sedationするならば、必ずちゃんとリカバリー室や何かの時のバックアップ体制が整っているところでやりましょう。(僕自身はsedationなしでも上手にできるDrにsedationなしでやってもらうのがいいと思っています。)
キャップってする先生の好みかと思っていましたが、視野が広がるんでしたっけ?
どんなメリットがあるんですか?
キャップのメリットは、腸管粘膜を吸引しすぎることがないため、空気をそんなに入れなくても視野の保持が容易になります。つまり、同じ技量の人が行う場合より、送気量少なく→患者さんはラクにできます。
視野が狭まる等のデメリットを言う人もいます。理論上はそうですが、あくまで計算値の話で、実際はそんなに変わりません。
好みを聞かれると、あった方が絶対にやりやすいですね。