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リクエストのありました、コロノ助のブレークスルーについて
前回はこちら

昨年の春~夏頃はだいたい7分±2分で挿入していましたが、
これ以上早いのは無理、ありえない、
そんな早くて何になるの

と真剣に思っていました。
「限界は自分で作っている」
「いいわけするところがその人の限界」

このことに気付いたのは昨年秋以降です。


昨年夏ごろより,自分の大学で大腸内視鏡をやっている限りでは,これ以上の飛躍はなかなか厳しいな,ちょっとプラトーに達した気分でした.

秋頃,大腸肛門で有名なT病院を見学する機会に恵まれ,その施設のDrの挿入方を見て,挿入手技についてのお話を聞かせていただいて,

「挿入時間5分以内の世界がある」ということを知りました.

脾彎曲までは右トルク気味,ということは,自分の中で漠然とは思っていましたが,この先生もそんな感じで挿入されていて,その後は自信を持って「脾彎曲までは右トルク気味」でやれるようになり,5分をぼちぼちきるようになりました.

「限界は自分で作っている」ことを知りました・・・


その後,年明けて2月,またまた他の大腸肛門で有名なM病院を見学する機会に恵まれ,その施設のDrの挿入方を見て,挿入手技についてのお話を聞かせていただいて,

「挿入方法のパターン化(が上達への近道)」ということを知りました.

ここでは,自分より下の者へ教えることもコロノピストとして大切な仕事という考えに共感を受けました.なかなかうまく実践はできていませんが・・・

今年の春は,いろいろ試行錯誤し,平均挿入時間もやや後退でした.
上手くやろうとしても,「はまる」パターンは出来上がるけど,my挿入パターンはなかなか出来上がりませんでした.

大学で他の人と大腸内視鏡の話したり,挿入方法を教えていると,いろいろな考えがあることを知りました.

自分以上に大腸内視鏡に「熱」を入れている人,
外科医だからあくまでも多少できればいいと思っている人,
ただ働きでの大腸内視鏡よりも効率のいいバイトを選ぶ人,
ある程度のレベルになったら自分から大腸内視鏡をできる環境を探す人,
知り合いのOBのいる環境でないと大腸内視鏡をやらない人,
などなど

そんな中で感じたのが,
「いいわけするところがその人の限界」ということです.

僕自身内心,2-3分の挿入と5分の挿入に「質的な」違いあるのか?と思っていました・・・

しかし,それでも根気強く,毎回毎回挿入する時,した後で,今はどんなパターンだったかを考えるようにしていると,

同時に,T病院で引き続き他の先生方の技術を見ているうちに,

確かに,コンスタントに3分以内がでたときなどを考えてみると,

一定のパターンで挿入しているし,
挿入時間でなく,挿入方法(その過程)に納得がいっている
ことが多いことに気がつきました.
患者さんも(鎮痛剤なしでも),えっ!もう!?って感じです.

こうして,ぼちぼち,今年の7月頃から3分以内が出るようになりました.
結局,自分も自分に言い訳していたみたいです.


現在,脾彎曲越えるまではほぼ無送気,
その後は送気は最低限しちゃっていますが,

今のところ

はまって15分,(たいていS状結腸が伸びてどうにもならなくなる時)

はまるがリカバー7-8分,(たいてい,S状結腸または横行結腸がのびてしまう時)

ぼちぼちで4-5分,(Rs-Sを完全には無送気軸保持で短縮はできなかったが,脾彎曲を越えるまでには直せている時)

満足挿入2-3分,(脾彎曲まで伸ばさずできた時)

ご褒美1分,(簡単な腸であったことに患者さんに感謝!)

という感じです.

しかし,まだなおはまるものあり,痛いものもあり,なかなか大腸内視鏡は奥が深いです.

これからも,どんどん上達したいと思いますので,

常に謙虚に,日々精進していきたいと思います.
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