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以前(4月15日)に書かせていただいた,自分の大腸内視鏡挿入方について,追加・補足・誤解を招いたため,訂正etcを加えさせていただいたversionをupします.

一般の方はわからないないようですが,ご了承下さい.

大腸内視鏡をやっているDrにも,説明しにくい・わかりにくいことあるとは思いますが,どしどし,メールでもコメントでも,御指導お願いします.

コロノ助流挿入方は,あくまで,「感覚」「感性」重視です.

基本は無送気ですが,キャップなしの時は最低限の送気です.

ちなみに,キャップと鎮痛剤(オピスタン1A+セルシン3-5mg)使用は半数ほどで残りは不使用です.
使用不可症例以外には,鎮痙剤(ブスコパン1A)を使っています.

直腸は肛門に入れると同時に第1houston bulbを越えてしまって,まず右へ,その後,少し下へangleをかけてすすむ方向を探す,です.

S状結腸も右トルク主体で,短縮しながら・・・.ここの説明が一番厄介です.
上手くいくとSDJの屈曲は感じません.腸管内に残る下剤が内腔にふえて,下行結腸に入ったなとわかります.

→画面の右半分内腔が見えてくるようにカメラを右手でトルクをかけます.

正確には,右手の指(第1&2指第1関節部分)でカメラを90度までは回して,それ以上回したいときは手首を使ってさらに90度回しています.

これにupとdownのアングルを組み合わせれば,カメラの先端は360度回ると思っています.

90度までの左回転も使うこともあります.

ポイントは,どちらにトルクをかけようと,画面のどこに内腔があろうと,カメラを押すときは,そのトルクを解除しつつ押して,そのひだをこえると(そのsectionをこえると)カメラのトルクはfreeになっていることです.

(右手を離すとカメラのねじれがとれて抜けてしまう・・・なんてことはないよう)

基本的に,脾彎曲までは右トルク主体です.
左トルクしてfiberをすすめると先端は肝彎曲へむくため,Sは必ずのびます.
左に回してupかけてすすめるものは,右に回してdownすれば同じです,の感覚です.
くどいようですが,もちろん短縮しながらです.

脾彎曲到達後は,左気味のトルクかけてもOKです.
しかし,力が上手く伝わらない時は,脾彎曲到達後にfiberを脾彎曲にかけて,一度のびているだろう,Sを短縮(ストレート化)するほうがbetterと,教わりました.
確かに,という感じです.

患者さんに「おなかを膨らますように深呼吸」をしていただくと,横隔膜で脾肝弯をおさえられるようなイメージがあり,使っています.

大切なのは,100人に対して100通りの挿入方法を持つのではなく,いくつかの自分のパターンの築くこと,と最近は肝に銘じています.

無送気のメリットは,横行結腸にairが入っていないので,脾彎曲をこえるとすぐにappe根部に到達できる(ことが多い→このときはうれしい)ことと思います.


このブログをお読みの先生方,よろしければ,あなたの大腸内視鏡挿入方法のポイント,コツ,ミソetcなどをコメントにお願いします.
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