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東大医学博士による胃腸科肛門科の最新医療ブログ「医師のための内視鏡専門講座」のご協力により提供しています。
                    ららぽーと横浜クリニック

 

まさに「初心者向け」過ぎる内容です。

しかし、ある程度の立場になってしまうとできない(やりずらい)ことです。若いうちにやっておきましょう。

 

内視鏡に触って確認しよう
・送気ボタン、吸引ボタン、アップ&ダウンアングル、左右アングルの位置
・ファイバーのどの部分が柔らかくてどの部分が硬いのか
・アングルを操作したときにどの程度の力が先端に伝わるのか
・鉗子を入れると、どこの穴から出てくるのか
・吸引ボタンを押すとなぜ吸引が効くのか
・吸引が詰まった場合はどんな解決方法が考えられるのか

内視鏡の持ち方や基本的な操作方法を身に付けよう
・左右アングルにも親指が届くように
左右アングルは基本的に左手で操作する。どうしようもない時には右手で操作するがほとんどない。
・送気は中指、吸引は示指で
観察時の残渣の吸引は送気と吸引を同時に行えば、粘膜を吸引することなく行える。
示指で送気&吸引ボタンの両方を操作する持ち方もありうる。

内視鏡の介助をしよう
・挿入時に肛門を開くのを手伝う(特に女性患者で)
・ガスコン水を吸ったシリンジを用意する
症例によっては50ccシリンジで用意すること。
・処置を手伝う
処置をすることが決まったらとにかく、急ぐこと。術者はファイバーの視野の保持をするだけで大変だ。ここで時間をかけてしまうと、切除しようとしたポリープを見失ってしまうことにもなりかねない。鉗子の渡し方は、鉗子挿入口から直線的に伸びるような角度で渡すこと。

吸引回収の準備、焼灼のためのフットスイッチを術者が踏み易い位置に迅速に用意すること。

粘膜下への注入が終わったら、間髪入れずにスネアを渡す(時間をかけない!)。スネアを締めるのは術者の声に従い、締め過ぎないこと(締め過ぎるとポリープが焼灼を待たずに切れてしまう)。

スネアを締めたら術者に渡すが、締めが甘いと術者に手渡す際にスネアがポリープから外れてしまう。術者は画面から目を離さないので、手渡す際にはスネアを指にはめてあげること。

ホットバイオプシー鉗子は「半開き」を練習しておくこと。ホットバイオプシーの際につまむタイミングは術者の声から間髪を入れずに行うこと(でないと患者の呼吸により動いてしまう)。