僕が大腸内視鏡をはじめたのは,医師2年目からです.
外科研修医としての外勤先で,自分の大腸内視鏡1-600例目までを,御指導頂きました.
その時の恩師の言葉,
大腸内視鏡指導を受ける前に言われた言葉です.
「先生がtotalすることが大切なのではなくて,患者さんがtotalを 受けることが大切だからね.」
説明しますと,
初心者は,何かとむきになりがち.
内視鏡の挿入が難しいと,もっともっとむきになる.
長時間検査してても気がつかず,
患者の痛みにもやさしさを忘れ
それでは,患者さんはかわいそう.
そんなときは手を変えましょう.
検査を他の人にかわってもらいましょう.
大切なのは,僕が検査を続けることではなくて,
患者さんが,確実に盲腸までしっかりと内視鏡を挿入されること.
僕も大腸内視鏡のトレーニング中の身ではありますが,
大腸内視鏡をトレーニング中のDrに,この言葉を送らせていただきます.
いかがでしょうか.
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確かに!!
すごく素敵な言葉ですねー^^
入りたての時は、イロンナコトに力が入って。。
でも、何とかやらねばと気持ちも焦りがちです。
私達で言えば、内視鏡とはレベルが違いますが、採血とかでしょうかね?
そういう時ってトコトンやっても、結局は患者さんの負担でしかなかったりしますよね。。
そういう言葉を貰えたら、いい意味で フッ。と力が抜けそうです!
まりんさん,コメントありがとうございます.
言われてみると,研修医の時の採血や点滴にも通じるところがありますね.
反省,反省です.
お互い,がんばっていきましょう!