今日は自分で施行した大腸内視鏡検査はありませんでした.
今日、下級生の大腸内視鏡をみていて、終わった後に、
「(横行結腸で)あんなに押しても、S状結腸が伸びすぎていて、力が伝わっていない。そんな状態で押して押してを繰り返して挿入できたとしても、患者さんは痛いし、結局挿入した本人の自己満足にしかならない、先に(後々に)続かないCFだと思う。もっとしっかりS状結腸の短縮をやらないと・・・。
挿入しようという気持ちはわかるけど、上達しようという気持ち・そういう何かが伝わってくるCFではなかった。」
と、いったら、
「Sの短縮しようとしていたじゃないですか!」
といわれてしまいました。
僕もまだまだ若輩者です.あえて生意気言いますが、
ある程度人の(とくに自分より未熟者の)の大腸内視鏡をみていると、その人が何をしようとしているのか、または、技術の向上を考えているのか、その症例が今の一例でなく先に続く一例なりそうなのか(なるような意識でやっているのか)は伝わってくるものと思います。
そう思いながらいつも僕は他人のCFを見ています。
このDrの場合,
S状結腸の短縮方法を知っていてやっているけど上手くいかないのか、
知っているつもりだけど、実際はわかっていなくて上手くいかない のか、
しかも、そのわかっていないということすらも知らないのか、
下級生がわかっていないのは上級生の自分の責任なのか、
単に機嫌が悪かったのか・・・
大腸内視鏡の挿入は透視下とか磁気ナビとかないと客観的には説明不足で、主観的なことばかりとなり非常に難しいですね。
などなど、いろいろ思ってしまった一日でした。
あなたはどう思われますか?(僕のホンネは続きをどうぞ)
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結局28分たっても挿入できなくて、
help頼まれて,手をかえたら(S短縮して)3分で入ったんだから、ちょっと考えてよ・・・。
自分もまだまだまだ,甘い!若い!あおい!です.
コロノ助先生、『怒り爆発状態』ですね(><)
僕も似たような経験がありますので気持ちはよくわかります。
その挿入スタイルから、全く気持ちが伝わってこない・・
そのくせ、意固地で逆切れするパターンのドクターですね?
もう何も言わなくて(教えなくて)いいんじゃないですか!
これは真面目な話なのですが、僕が手取り足取り、教えた人で
本当に上手くなった人は一人もいません。
センスのある人は、勝手に『目』で盗み取りますからね。
目で盗んだことを、そっくり真似しながら身に付けてしまうのです。
(技術は教えられるものではなくて、盗み取るものです)
僕はもう自分から進んで、親切に、他人には教えません。
その代わりに、ブログ上で手の内を公開しています。
『どうぞ勝手に盗んで下さい!』という気持ちかな。
中嶋先生、コメントありがとうございます。
ブログで書いているほど爆発ではないですのでご安心を。また、そのDrは患者さんにはmildでした(DRの名誉のため・・・)。
先生の言葉には重みがあります。かなり実感こもっているものと察します。
確かに、本当に上手くなる人は、はじめからある程度のセンス(感性)があり、はじめは教えていても途中からは自分でどんどん上手くなる印象があります。
反対に、僕が教えて(アドバイスして)上手くなれる人は、ある程度僕の感性と共通のものをもっている人のような気がします。
(数年前にバイト先で一緒になったDrがそういう感じでした。)
中嶋先生は相変わらず厳しいなあ.ちなみに小生は「来る者は拒まず,去る者は追わず」の精神でやっています.百聞は一見にしかずだし,百見は一触にしかずです.やはり,スコープ操作を直接指導することが,上達への最速ルートではないでしょうか.
確かに,この人はTCSではなく他の道に進んだ方がよいのではと思う人もいますが,そのような方でもその後急速に伸びて県内随一のコロノスコピストのなった方もいます.人はそれぞれですから,教えを請う方にはどんな方にでも,仏の気持ちで教えてあげたいものです.
名無しです。
私は1時間くらいかかってしまう時があります。お年寄りの痩せ型女性でSもTも(BEで確認すると)ものすごく長い人はどうやってやるんでしょうか。私は腹部圧迫でやりますが、だめなら押し込んでしまいます(技量の問題です)。
それと、ブレイクスルーはどういう風だったかお聞かせ頂けたら幸いです。
こんにちわ.私も名無し先生同様ブレイクスルーはどうだったのかお聞かせくださったらなと思います.
塾長、名無し先生、shue先生、コメントありがとうございます。
ブレークスルーについて、恥ずかしながらも書かせて頂きました。(ぜひコメントお願いします。)
僕も腹部圧迫をしてもらうことはあります。
ただその時は、その後、どうしてそうなったのか?また、腹部圧迫の判断はもっと早くにできなかったのか?をよく考えるようにしています。
基本的には、患者さんがそんなに不快でなければ、むりに「腹部圧迫なし」にこだわらなくてもいいと考えています。