今日は休日で検査記録はありません.
胃と大腸内視鏡検査時に鎮痛剤を使うか?
ここ数年間のうちに使っている施設(Dr)は確実に増えてきてると感じます.
大腸内視鏡では,ある程度大腸内視鏡を専門的にやっているor施設の売り物としてやっている施設であれば,約85%の施設で鎮痛剤を使っているというアンケートを見たことがあります.
アメリカではいかがでしょうか?
その前にこちらをクリック
アメリカで鎮痛剤なしの内視鏡検査が行われない理由,
アメリカのDrはこう答えています.
患者が鎮痛剤なしを受け入れないから,
胃カメラでは
大腸内視鏡では75%
では,そのDr自身は,自分が検査を受ける場合は鎮痛剤を希望するか?
自分は鎮静剤を希望すると答えたのは,
胃カメラでは72%
大腸内視鏡では78%
だいたい自分はどうするか?と同じ割合なんですね.
僕自身は,
鎮痛剤なしでも,それなりに快適にしていただける人に・・・と思っています.
ちなみに,
鎮痛剤使用の問題は,
薬剤費,人件費,回復室などの設備費,そして薬の副作用(呼吸抑制等)をあげています.
結局、患者さんが医療選ぶ時代になってきて、患者サービスと声を上げている時代。
苦痛さをお持ち帰りされたのでは、リピート率や世間の評判などに悪影響を及ぼしかねないですよね^^;;;
でも安全性の面から言うと、薬の副作用や無意識下では痛みの危険信号消失?(力任せの手技では腸の損傷を招く?)などのリスクを伴うのではないかと、介助していた者として感じますが、どうなんでしょう?
でもなかなか患者さんはその辺りの意識は薄く、どうしても安楽という言葉が最初に働く気がします。
安全かつ安楽に。これが一番なのでしょうけどね^
まりんさま、コメントありがとうございます。
鎮痛剤のため痛みを訴えずに、腸損傷・・・、これはよく言われていることですね。
反対に、中途半端な量の鎮痛剤のため、よけいに暴れる人もいると効いたことがあります。
なかなかうまくいかないものですね。
僕は、普段使っている施設でも、患者さんが要らないといえばなしでやっています。
使っていない施設では、リカバリーの関係上、使えませんということが多いです。