今日は大腸内視鏡検査はありませんでした。

先日の「途中で中止,good job?」の経験を報告します。
ぜひコロノピストの方々とシェアしたいと思いますが、こんなことよくあるのでしょうか?(僕は初めてでした)

依頼用紙には、「2年前に横行結腸caで横行結腸切除、術後の定期検査」とありました。キャップあり・鎮痛剤オピスタン1A・鎮痙剤なしでの検査です。

コ:「大腸の手術後にこの検査(大腸内視鏡)やるのは初めてですか?」
 患:「去年もやりました。」
コ:「挿入のとき、特に問題なかったですか?」
 患:「いーえ、すんなり入りました。」

過去に大腸内視鏡検査を受けたことがある人でも、その後に開腹手術を受けたことのある人は、開腹手術後初めての時は癒着の程度などがかわっている可能性もあり、それなりに慎重にと意識します。

そうしゃべりつつ、過去の検査記録をざっと見直し、特に問題なさそうだと確認。

普通に挿入していくけれど、S状結腸あたりからなんだか変・・・

・・・、・・・、

もう一度直腸まで戻してやってみても、S状結腸あたりからなんだか変・・・

・・・、・・・、

左側臥位→仰臥位→右側臥位をためしても、先の(腸管の)管腔がキュッとせまくなっていて、すすまない。

・・・、・・・、

(このころになると、それなりに空気も入ってしまっていました。pushもしたので)

SD junctionや脾彎曲、横行結腸の真ん中などではまった時にありがちなのは、fiberで押しすぎたり、空気が入りすぎたりで、先の腸管が90°くらい曲がっているのとはちょっと違いました。

進むべき腸管は画面の真ん中にあるのに、なぜかキュッとせまくなっていて、すすまない。

???、???、

仰臥位の時は、付いてくれているコメディカルの方がおなかをいろいろ押してくれたのですが、(腹壁も厚く)、有効打にもならず、有効な情報もえられず。

患:「痛ッ!」

無理せず、退散かなぁ・・・と、思いつつ

僕:「どこらへんが痛いですか?」

患:「左下・・・」

左下腹部を触診しても特に明らかな所見なし。

患:「まだ、痛い・・・」

大事になる前に、退散決定!と、決断しつつ

また触診するも、何もなし。

患:「もっと下の方・・・脱腸のところ・・・」

!? !? !? !?

なんとびっくり、鼡径ヘルニア(いわゆる脱腸です)が膨らんでいました。

戻そうとしても戻らず、痛いとのこと、

即、airを抜きながら抜去。

その後、比較的容易にもどりました。
(ご本人と相談し、その日の検査は終了としました。)


聞いてみると、
去年の大腸内視鏡検査後に、ヘルニアができて、主治医(検査依頼医)も知っているとのこと。


僕の経験では、「ヘルニア」関係は以下2つがあります。

術後正中創の腹壁瘢痕ヘルニア(これもいわゆる脱腸です)ある人で、初めからわかっている人では、迷わず早めにそこをコメディカルさんに押してもらってclear。

注腸検査時、バリウムがS状結腸から口側に流れず、「全周性狭窄だッ!」と思って軽くairをいれたら、鼡径ヘルニアがポコリ。それをおさえながらの検査。
(これも本人はヘルニアがあることわかっていた・・・)


自分の経験不足を棚に上げても、

依頼医さん、ちゃんと書いてください!と、いいたいところですが、

今回の教訓
 1.鼡径ヘルニア恐るべし!
 2.腹をみるときは鼡径部まで!
 3.自分でそこまでcareすべし!


とにかく、気が付いてよかったです。

あなたの貴重な経験もぜひ教えてください。
みんなでシェアして、役に立てたいですね。

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