大腸内視鏡検査時の鎮痛剤・・・

使用した方がいいのか?
使用しないほうがいいのか?

答えはcase by case。
何ともいえません。

毎年大腸内視鏡を受けていて、鎮痛剤なしでもとくに大丈夫、というかたもたくさんいらっしゃいます。
初めての大腸内視鏡で、知り合いに脅かされてくる方もいらっしゃいます。
検査前から、顔がひきつっている方もいらっしゃいます。


私が、大腸内視鏡を請け負っていた施設のいくつかは、鎮痛剤を全く使っていません。

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痛くて不快でみんな二度と来ないか、と思いきや、そんなことはなく、リピーターも結構います。

施設のname valueで患者さんが増え続けている病院もあります。
たくさん手術をしているため、その術後の患者さんがずっとかかられている病院もあります。
どちらでもないのに、新患が増え続けている病院もあります。

その理由はなんだろう??と常々考えていました。

最近、「やっぱりな」と、鎮痛剤の使用なくても、痛みなくできる、鎮痛剤以上の「何か」があることがわかりました。

答えは、「信頼」。

先日、大腸内視鏡請負先で、患者さんのカルテをみると、「〇〇Dr(私)指名」と書いてありました。
はて?
名前は聞いたことのない人でした。
患者さんが入室し、聞いてみると、

なんと、
その方のご主人を、他の施設の外来でここ数年間私が担当していました。
もちろん大腸内視鏡も何回か担当しました。
この施設で私が大腸内視鏡をやっているとは知らなかったけれど、近所なので来院。思えば、ご主人も最初はここで病気がみつかったのでした。

きてみたら検査担当医に私の名前があり、外来の先生に確認すると私ということが判明し、ご指名いただいたというわけでした。

その方にとっては、はじめての大腸内視鏡でしたが、キャップなし、鎮痛剤なしでも、おなかの緊張はさほどなく、3分ちょっとで盲腸まで挿入。きっと、患者様にもご満足いただけたと思います。


このepisodeだけではありませんが、私の印象として、

検査室に入ってきて、その時が初対面!よりも、

いつも外来で担当している人やお知り合いで、もともと知っている人の方が、鎮痛剤なしでも、すんなりいくことが多いです。

あとは、大腸内視鏡経験者のほうが、大腸内視鏡に対する「過度な恐怖感・緊張」がなく、鎮痛剤なしでも、すんなりいくことが多い印象があります。

ガチガチに緊張されている方は無麻酔だと、どんなに早く挿入できても、どんなに自分ではうまくいったという感触で挿入できても、過度なおなかの緊張があり、やりずらいし、患者さんも「快適」ではなさそうです。

本当は、
初対面の方でも、検査をはじめるまでの数分間の間に、
「安心してください。大丈夫ですよ。」
とか、
「この先生なら大丈夫だ!」
という、安心感を患者様が感じられるような存在に、自分がなることが大切だろうと思います。

そのためには、大腸内視鏡の挿入技術だけでなく、
人として、
医師として、
まだまだ学ぶことは多いと感じます。