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(2011年5月31日 読売新聞より)

 神奈川県秦野市の秦野赤十字病院は30日、内視鏡の消毒が不適切だったため、今月2日から24日までに胃や食道、大腸などの内視鏡検査を受けた203人の患者が、サルモネラ菌などの細菌に感染した可能性があると発表した。

 これまでに感染した患者は見つかっていないが、203人について血液検査を実施し、感染の有無を確かめる。

 同病院では、検査に使った内視鏡は、自動消毒装置で消毒しており、消毒液(過酢酸)は、24回使用すると交換することになっている。しかし、担当の職員が今月24日、消毒液装置の使用実績を示す表示が、「回数」から「日数」に替わっていることに気づき、調べたところ、24回をかなり超える回数、消毒液を交換しないまま使用していたことがわかった。細菌のほか、B型、C型肝炎ウイルスへの感染も、ごくまれに起こりうるという。

 同病院は、患者におわびとともに、血液検査実施を知らせる文書を送った。相談の専用電話(0463・81・0727)も設置している。

コメント:内視鏡を受ける際には、その施設でどのような消毒を行っているか、確認すべきでしょうね。