今日は大腸内視鏡がなかったので,最近の医療関係の話題をひとつ.
オリンパスが,肺癌(非小細胞癌)発見を約8割の確率で,採血した血液から診断する技術を開発したとのことです.
治験等はまだまだで,実用化は2008年頃とのこと.
消化器内視鏡の世界では,オリンパス>フジノン>>ペンタックス,東芝の印象でシェアがあります.
僕は全部にぎったことはありますが,やはり機械の使いやすさではオリンパスは絶対だろうと考えていました.
内視鏡分野のトップに立つオリンパス,その地位におごることなく,癌の早期発見のためには内視鏡=視覚による診断には限界があることを認識し,色々とさらなる研究を進めていたそうです.
気管支鏡はとってもとってもつらい検査です.
自分なら自費でも,この血液検査を選びたいですね.
さすがはオリンパス.
ちょうど,前立腺癌の血液診断(PSA?)の普及により,前立腺生検が激減したように,これにより,気管支鏡も激減するのでしょうか?
いずれ消化器癌も,癌の早期発見に結びつく,今よりももっといい「何か」がみつかるといいですね.