私の基本的な内視鏡の持ち方は、
机の上の鉛筆を親指と人差指&中指で拾う時のようなグリップです。
指の先端で持ちます。
検査台においてある内視鏡の先端をそのまま指三本でつまんで持つ感じで、第Ⅱ、Ⅲ指の上(中)に内視鏡をおいたりはしません。
手を放せばfiberは落ちてしまうような握り方です。
第Ⅰ指の動きでfiberを転がしますが、あまり「挿入」のためにぐぐっと押すことはできません。
これだと右手が非常に繊細になる感じがしてfiberの「重み」を感じられます。
このグリップに落ち着いてから、より内視鏡の重み(スコープヘッドの重み)を感じることができるようになりました。
「内視鏡はこんなに重かったのか!!」と感動しました。
とくに左側結腸ではfiberの重みで腸管内に先端が「落ちてゆく」感覚を大切にしています。
(重みは人によっては、弾性ともとるかもしれません・・・)
「早い」挿入時間はでませんが、患者さんには、より「やさしい」と感じています。