大腸内視鏡検査の時に使われる「少しボーッとする薬」は鎮痛剤と言います。
正確に言うと、これは麻酔ではありません。
鎮痛剤・鎮静剤を使用することを「sedationする」といいます。
Sedationした場合、検査後1-2時間くらいはボーっとします。
あなたがsedation(鎮痛剤・鎮静剤)を希望するか否か以上に、その施設がsedation(鎮痛剤・鎮静剤)を使用するのか否かは大切な要因の一つです。
患者さんの個々の希望に応じられる施設・医師が理想的ですが、その施設のハード面やソフト面、医師のスタンス(考え方)などによる制約が多いのが実際です。
鎮痛剤を使用するならば、リカバリー室があるだけでなく、必ず緊急時のバックアップ体制が整っているところでやりましょう。
個人的には、鎮痛剤使用の有無は患者さんが選べて、それぞれに対応できる大腸内視鏡医が理想的と思います。